私は、家の近所をジョギングすることを習慣にしている。
この習慣は、33歳のときに始めたもので、8年ほど続けていることになる。
1回30分ほどの軽いジョギングを、多いときで毎日、少ないときには週2~3日くらい実施している。
もちろん、健康を意識してのものだ。
「○○が健康にいい/悪い」という健康情報は世の中に溢れており、その中には、まったく反対の内容を訴えるものもあるが、どんな健康情報でも絶対に否定されていないのが、「運動は健康にいい」という見解である。
健康を保ち、あるいは回復し、この先の人生のクオリティを維持するためにも、運動したい/しなければ、と考える人は多いだろう。
一方で、もともと運動が嫌いな人や、スポーツの経験が全然ない人(本稿では、運動経験値ゼロと呼ぼう)が、大人になってから運動を習慣づけることは、いくら「健康のため」という大義があっても、そんなに簡単ではない。
運動は苦行でしかない
私は若いころから運動が苦手で、大嫌いで、スポーツをした経験はゼロである。
中高生の時にも、運動部に入っていたことはないし、趣味で何か運動をしていたという経歴もなかった。
跳ぶのも走るのも、ダルすぎる。かなうことなら一日中、ソファに沈み込んでいたい。
だからもう、贅肉ダルダルである。
「まったく運動しない人生」を歩んできた。
「1日30分の有酸素運動」なんて、正直、苦役というか、悪夢でしかない。
そういう感じの身ではあるのだが、今は、時間が許せば毎日30分ジョギングすることが一応できるようになった。
本稿では、シリーズで、「運動嫌いでまったく運動なんかしない自分が、ジョギング習慣を身につけるためにどうしたか?」というのを書こうと思う。
この記事の対象
本稿は以下のような方に参考にしていただければ、という記事である。
・運動不足を自覚しており、何かしら継続的に運動をしなければと思っている
・不健康な生活習慣を改善するため運動習慣を取り入れたいと思っている
・運動は苦手/嫌いで、続けられる気がしない
・これまでの人生で運動はロクにしたことがない
・体力に自信はなく、運動神経がいいとは言えない
・部活?文化系/帰宅部でした
逆に、次のような人には本稿は何の意味も価値もない内容であり、バカバカしく感じるだろうからオススメしない。
・体を動かすのが好きだ
・若い時はスポーツをしていた(というか今もしている)
・毎日気持ちよくジョギングしてストレス解消、リフレッシュしたい
・ランニングを続けてタイムをあげたい、マラソンに挑戦したい
本稿では、
「運動は苦痛であり、できればやりたくないものである」
↓
「でも、健康維持のためには継続的に運動をすることが望ましい」
↓
「どうすれば、気が進まない運動を習慣化できるかを考えよう」
という発想を前提としている。
そのため、運動は楽しいものだとか、運動能力向上の成果を得たい(速く走りたい)という発想はまったく存在していない、ということを最初にお断りしておく。ここ重要。
習慣化するとはどういうことか
本シリーズのテーマは、「運動親和性ゼロの人間が、運動を習慣化するにはどうしたらいいか」ということである。
ここでいう、「運動を習慣化する」とはどういうことか。
それは一言で言うと、「歯磨きのようにやる」ということである。
実際、冒頭に書いたとおり、私はジョギングを習慣にしているが、それはまさに歯磨きのような行為である。
ジョギングが楽しいからやっているのではない。
毎回、面倒だなと思いながら家を出る。できればやらずに済ませたいな、といつも思っている。
かといって、毎回、「嫌でたまらない」というほどの苦痛は感じない。
終わったら、「日々、淡々とこなすタスク」が一つ片付いた、という感覚になる。
歯磨きもそんなものではないだろうか?
多くの人が歯磨きすると思うが、別に歯磨きが楽しいからではないだろう。
かといって、小さな子供じゃあるまいし、「歯磨きが泣くほど嫌だ」とも思ってないだろう。
なんでやるのか?といわれたら、「歯磨きしないと虫歯になるから」と答えるだろう。
でも、毎回毎回、「これをやらないと虫歯になる」と深く考え込んでいるわけでもないだろう。
決まったルーチンとして、生活の中に組み込まれ、動作に溶け込んでいる感じだろうと思う。
運動を習慣化するとは、そういうイメージだ。
歯磨きのように習慣化すると、「面倒だが、苦痛ではない」というくらいの状況になる。
そして、「やらないと落ち着かない」「やらないと気が済まない」という感覚になる。
歯磨きが好きではなくても、歯磨きをせずに寝るなんて嫌だという人は多いだろう。
歯磨きが習慣の人は、歯磨きしないと落ち着かないはずだ。
「やるべきことをやってない」と感じて、居心地が悪いはずだ。
ジョギングもそういうものになってしまえば、さほどの苦痛なく、続けることができる。
面倒だが、毎日必須のタスク、あるいはルーチンなのだ。
考えるより前に、着替えてシューズを履いている。
運動を習慣化するために、運動を好きになる必要はない。
「運動は面倒だ」というマインドのままでよい。
歯磨きが好きでなくても、習慣にはできるというのと同じだ。
私もそうである。
相変わらず運動は嫌いで、苦手で、面倒だ。
次回から、具体的にどういう行動によってジョギングを習慣化したのかということをお伝えしていきたい。
<次回へ続く>



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