【パナソニック食洗機(NP-TA5)レビュー】安定の洗浄力とシンプル仕様で我が家の頼もしい相棒に

家族・子どもの話

これまで、食器洗い機の普及を願う記事とか、狭いキッチンに無理矢理食器洗い機を設置した奮闘記とかを書いた。
その際にも言及したが、我が家では、今年の年明けに食洗機が壊れて、2代目に買い換えたところである。
新しい食洗機がやってきて3ヶ月あまり。使い勝手は上々だ。
あらためて、実際の食洗機のレビューをお届けしたい。

先に触れておくが、私が食洗機関係の記事を書く動機は一貫している。
もっと食洗機が日本社会に普及してほしい」と思うからだ。

本稿では私が購入した新しい食洗機(NP-TA5)のスペックや使い勝手についてレビューしていく。

私が考える食洗機のメリット・デメリットや、設置にあたっての課題等に関しては以前の記事(これとかこれ)をお読みいただきたい。

・対象機種と商品スペック

我が家で購入したのはパナソニックの「NP-TA5」という機種である(公式サイトはこちら)。
種類としては、【据え置き型】【分岐水栓取り付け式】で、ファミリー向けの【大容量タイプ】というカテゴリーにあたる。

2026年はじめに購入したNP-TA5

なお、その前に使っていたのは同じくパナソニックの「NP-TR8」であり、2016年に購入したもの(現在は生産終了)。
「NP-TA5」は見たところ、NP-TR8と同型の後継機(何代か後だが)にあたるようで、使い勝手はおおむね同じである。

※以後、本稿では、簡略化のため、この「NP-TR8」を「従前機種」と呼称するのでご了承願いたい。

左が新しいNP-TA5の説明書、右が従前機種のNP-TR8の説明書
説明書の中身も、新旧でだいたい同じ雰囲気

<NP-TA5 商品スペック>
本体外形寸法:幅550㎜×奥行344㎜×高さ598㎜(ドア開閉時の最大奥行579㎜)
容量(食器点数):40点
標準使用水量:約9.9ℓ

・容量について

購入前に上記の商品スペックを見て気になっていたのは、収納容量だった。
昨年まで使っていた従前機種では、標準収納容量(一度に入る食器の数)は「45点」とされていたのに、NP-TA5では「40点」になっていたので、もしや庫内が小さくなったのか?と心配していた。
実際にはそういうことはなさそうで、使った感じ、従前機種と同じだけの収容力はあると思う。
おそらく、庫内の仕切りなどが変更された結果、点数の表記が見直されたものと思う。

我が家は大人2人・子ども2人の4人家族。毎晩の夕飯の洗い物には必ず食器洗い機を回す。
4人分の夕飯の食器を入れると、ちょうど容量いっぱいになるという感覚である。
食器でいっぱいになるので、鍋やフライパンを入れる余白はなく、手洗いしている(先に調理器具だけ入れて食器とは別に1回運転する方法もあると思うが、そこまではしていない)。

・同シリーズの上位機種について

NP-TA5には、同じシリーズの上位機種である「NP-TH5」と、「NP-TZ500」がある。
パナソニックオンラインストア価格(2026年4月29日時点)では、以下の価格設定になっている。
無視できない差なので、どれを選ぶか迷うところだろう。
 「NP-TA5」:71,280円
 「NP-TH5」:88,110円
 「NP-TZ500」:99,000円

いずれの機種も、本体の寸法、使用水量、収納できる食器の点数は同じである。

異なるのは、上位2機種には中が見える窓がついていることと、洗浄に関する機能やモードが追加されていることである。
上位2機種にはそれぞれ、
「80℃すすぎ」「低温洗浄」「AIエコナビ」(「NP-TH5」「NP-TZ500」)
「洗剤自動投入」「おまかせコース」「ナノイーX送風」(「NP-TZ500」)
という機能がある。

結果として、我が家では、上記の機能は不要と判断し、もっともシンプルな機能のNP-TA5を購入した。
それというのも、昨年まで使用していた従前機種でも、「80℃すすぎ」や「低温ソフト」など、複数のモードがあったのだが、結局ほとんど使わなかったからである。
(唯一使ったのは、時間を短縮するスピーディコースだったが、スピーディコースはNP-TA5にも搭載されている)
モードを使い分けるほどの複雑な行動をしなくても、基本のモードで食器は十分きれいになると感じている。

・形や構造

従前機種は、箱形(直方体)をベースとしつつ、上底と下底の面積が異なる(天井より土台のほうが大きい)という少し変則的な形だったが、今回購入したNP-TA5は、完全に直方体である。
シンプルでスッキリした形になったと言える。

また、従前機種は、扉が上下に開閉するスタイル(上下に分かれた扉がそれぞれ上と下に開く)であり、そのため、食洗機の上部に一定の空間が必要だった。

従前機種。扉が分かれて上下に開閉する

新調したNP-TH5では、上下に分かれた扉が並行に2段並んでいずれも前方に向かって開くので、食洗機の上部が塞がっていても開閉できる利点がある。

新機種NP-TA5は、扉が2段平行になって前向きに開く
横から見るとこんな感じ

さらに、それに伴って、(本来の使い方ではないと思うが、)食洗機の天井部分が広くフラットになり、扉の開閉の影響を受けない構造なので、一時的に調理器具などを置くために使うこともできるようになった。(※このような用途は推奨されないと思うが)

・洗い上がり

何の問題もなくきれいになる。やはり手洗いより断然落ちやすい。

昨年まで使っていた従前機種と比較してどうか?といえば、目に見えるほどの違いは感じない。
こびりつき汚れが苦手なところも、従前機種と同じである。
少なくとも、「格段に向上した」ということはないと思うが、そもそも洗浄力については従前機種にも何の文句もなかったので、同じ能力が確保されていれば問題はない。

商品説明によれば、「洗浄と同時に食器を除菌できる」と書いてあるのだが、
除菌できているかどうかは確認できないので、この点は評価していない。
しかし、いずれにせよ、これまでにも、洗い終わった後に汚く感じる(匂いがするなど、菌が付いているように思える)こともなかったので、正直どっちでもいいと思っている。

・セットのしやすさ

従前機種と比較して一番変わったのが、庫内の仕切りである。
従前機種は、お皿を固定するための仕切りには金属の棒が見えている部分も多かったのだが、
NP-TA5ではすべて塗装で覆われた形になっている。
残菜フィルターは金属だったのがプラスチックになるなど、プラスチック部分が増えている印象である。

従前機種の庫内。仕切りには、ところどころ金属が見える
新機種の庫内。全体的に簡素化された印象

さらに、仕切りの形状そのものが、よりシンプルで凹凸が少ない形になった。
その分、皿の固定が少し緩いと感じる部分もあるが、悪い変更ではないと思う。
簡素化されたことで、庫内の汚れも付きにくくなったのではないか、と思う。(従前機種は、よく庫内の部品の細かい隙間に水垢が付着していた)
コップを収納することを想定しているセクション(写真の上段右)も、従前の機種では斜めの仕切りがあったが、NP-TA5ではフラットになった。

私のいちばんの関心事は、夕飯時にメインで使っている直径23センチのランチプレートが入るかどうか、ということだった。

毎日使うプレート。これは入れたい

従前機種では、上段のコップ収納用セクションの仕切りを少し上の方に移動させることでギリギリ収納できていた。
今回のNP-TA5でも同様に、上段の仕切りを上下に移動させることができるようになっており、
上に移動させることで下段の高さが確保でき、23センチのお皿が入るようになる。

従前機種との変更点で、地味に不便だと感じたのは、包丁を収納する場所が決められてないことだ。
従前機種では、包丁の先端を差し込んで固定する場所があった。
包丁は危ないので、決まった配置でしっかり固定したいのだが、NP-TA5では明確にここが包丁スペースという場所がない。
唯一の不満といえばそれくらいだろう。

・そのほかの点

・運転時の音
音のうるささは従前機種と特に変わらない。相変わらず、一定程度は音がする
これは仕方がないと諦めている。
掃除機をかけていれば、音はするよねというのと同じようなものだと考えている。

・水の使用量
スペック上は、以下の通り、従前機種よりさらに使用水量が少なくなっているので、より節水できる性能になったのだと思う。
<使用水量> 
従前機種:12ℓ、NP-TA5:9.9ℓ
ただ、実際の水の使用量については、測定していないので分からない。
いずれにせよ、本当に少ない水で洗えるので、手洗いするよりずっと節水になることは変わらない。

・総合評価

総じて、問題なく快適に使えており、もはやいいとか悪いとか以前に、「これがなくては生活できない」という状況になっている。
一時期、食洗機が壊れて手洗いしていた期間に、あらためてその便利さと必要性を再認識したところである。
性能に対しては、大きな不満もない。唯一で最大、かつ致命的な欠点は、「場所を取る」ということに尽きる。
しかし、これは製品改良によってにわかに解決できる技術的な欠点というわけではなく、性能と大きさのバランスをどう考えるかという利用者側の問題ということになるだろう。

というわけで、我が家の2代目食洗機は大変よく働いてくれている。
本稿の結論は、いつもと同じである。「みんなも食洗機買おう!」

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