共働き家庭の実情
管理人の家庭は、夫婦フルタイム共働きで子供2人(9歳・3歳)を育てている。
今どき、もはや共働きがスタンダード化したとはいえ、
1日の限られた時間の中で仕事と家事を回していくのは、正直かなりキツい。
祖父母や親族が同居していたり、近所にいたりもしないので、
使えるリソースは夫婦2人の労働力と、あとは外注するという手段である。
実感としては、日々、限界ギリギリで暮らしているというか、
キャパシティを目いっぱい使っているという感じだ。
常にパンパンに詰め込んで、もう破れそうです!みたいな気持ちで暮らしている。
余剰のリソースがないから、ちょっと不具合(子供や自分の体調不良とか)が起こると、
たちまち対応が困難になり、行き詰まりの危機を迎える。
私自身、いつまでこんなの続けられるんだろ?と思いながら、
朝が来るので仕方なく今日も目の前の現実に対処している身である。
この記事は、そのような限界共働き家庭のリアルな風景の一端をご紹介するものである。
間違っても誤解いただきたくないのだが、
「働きながら子育てをする夫婦のモデルケースです☆
みなさん、ぜひ参考にしてね(^_<)〜☆」
などという意図は全然まったく1ミリも含んでいない。
ただ、身も蓋もない現実を記載している。真似はしないほうがいい。
ただの純然たる現場レポートであり、他人のリアルな暮らしを知る目的で読んでいただければというものだ。
共感できない粉飾情報
よく子育て雑誌なんかに、共働き家庭のタイムスケジュールが載っていたりするが、
あれは全部フィクションだと私は考えている。
18:30 保育園お迎え
18:40 帰宅
19:00 夕飯
・・・などと書いてあるのを見ると、

帰宅して20分で飯食えるわけねーだろうがァァァ!!!!
と絶叫したくなる。
お宅には専属家政婦さんでも常駐しているんですか!?
ばあやがお食事用意して待ってる感じですか!?
粉飾決算ですよねコレ?
そんな非リアルのフィクション情報に意味あります???
我々のような、不出来で不適切な家庭の現実をあざ笑ってそんなに楽しいですか!?
…とまあそういうわけで、ここでは、粉飾したフィクション情報を記載する意図はない。
代わりに、我が家の平日のリアルなタイムスケジュールの一例をありのまま載せる。
「え、帰宅して20分で夕飯とか普通でしょ?何がムリなの?」
と思っている方を念頭に、恥を忍んで現実を詳細に記述した。
その結果、お化粧も何もしてない、ヒトサマに披露するには大変不適当な内容になっていることをご了承願いたい。
身も蓋もない、現実のタイムスケジュール
| 8:00 | 長男(9歳)が登校 |
| 8:00 | 妻が出勤(9:00~17:30勤務) |
| 8:30 | 次男(3歳)を保育園に登園させ、夫が出勤(9:30~18:30勤務) |
| 14:00~ 15:00ごろ | 長男が授業を終え学童保育(校内)に移動 |
| 17:00 | 長男が学童保育を終え帰宅 |
| 18:30 | 妻が保育園にお迎え |
| 18:45 | 妻・次男帰宅 |
このようにして、だいたい19時前くらいに、管理人・長男・次男が自宅に帰宅し終わっている状況ができあがる。そして、その時間帯から、我が家は戦場の感を呈している。
以下は文字の量が多すぎるのでお読みいただくには煩雑だと思う。文字数の多さだけでも感じ取って私の意図を察していただければ幸いである。
| 18:45~ 19:00 | ・家に上がると同時におもちゃ箱に突進する次男を捕獲し、上着や靴下等を脱がせ、手を洗わせる ・ランドセルや学校の荷物を散乱させている長男に「荷物片付けて洗濯もの出しなさい!」と指示 ・次男の洗濯物を洗濯機に放り込み、翌日の着替えを保育園バッグにセット ・ランドセルや学校の荷物を散乱させている長男に「荷物片付けて洗濯もの出しなさい!」と指示(2回目) ・朝使った食器を食洗機から取り出して格納 ・ランドセルや学校の荷物を散乱させている長男に「荷物片付けて洗濯もの出しなさい!」と指示(3回目) ・米をとぎ炊飯器にセット、即座にスイッチオン(浸水時間?なにそれ) |
| 19:00~ 19:30 | ・隙あらばテレビを見てダラダラしようとする長男に「宿題して!」と指示 ・さっそく電車のおもちゃを散らかしている次男を捕獲し、食卓の椅子にインサート ・次男の夕飯を準備し並べる ⇒だいたいレンチンご飯に冷凍orレトルト食品+作り置きの野菜 ・隙あらばテレビを見てダラダラしようとする長男に「宿題して!」と指示(2回目) ・「牛乳ほしい」「○○ほしい」「お肉いらない」「○○いらない」と注文しまくる次男に対応しつつ野菜を切る ・いつまでも言い訳してグズグズ宿題を進めない長男に「早く宿題して!」と指示(3回目) ⇒これがいつまでも繰り返される ・遊んだり散らかしたりして食べ進めない次男を横で補助しながら切った野菜を煮て味噌汁を作る ・長男の配布物を確認し仕分け |
| 19:30~ 20:00 | ・長男に「音読は!?」とせき立てて音読させサイン、ドリルの丸つけ、連絡帳の確認 ⇒「何で今日も連絡帳書いてないの!?」というやりとりに所要5分 ・隙あらばタブレットで遊ぶ長男をせかして「お風呂入りなさい!」と指示(×3) ・長男のお風呂の間に、次男の食事を切り上げさせ、こぼれまくったご飯粒等を清掃 ・レンチン、フライパンで焼くなどして夕飯のメインを調理 ⇒焼くだけ、チンするだけのメニューで、大体1日おきに肉か魚 ・調理したメイン料理に味噌汁と作り置きの野菜を出して食卓の準備 ・長男の分の夕飯を取り分け、先に食べるよう指示 |
| 20:00~ 20:30 | ・長男と入れ替わりに次男と入浴 ・入浴後、お着替えを断固拒否し脱走する次男と格闘 ・次男に薬を塗布し、下着・パジャマを着用させる ・遊び回る次男の相手をしつつ自分と夫の食事の配膳 |
| 20:30~21:00 | ・自分(+夫)の食事時間 ・遊び回る次男の相手 ・ダラダラする長男に明日の学校の持ち物を用意するよう指示(×3) |
| 21:00~ | ・夕飯の片付け、洗濯機スイッチオン ・子供たちの遊び時間。おもちゃやテレビ。 ・親の用事(夫婦の相談事、仕事関係の事務処理etc.) ・寝転んで漫画を読んでいる長男をせかして「歯磨きしなさい!」と指示(×5くらい) ・脱走する次男を捕獲して歯磨き |
| 22:00~ | ・片付け・寝かしつけ 実際には22時には絶対寝ない。「ねんねの時間だよ」といって片付けや就寝を促してから、嫌がったり泣きわめいたり抵抗したりの騒動をひととおり経由し疲労困憊した末に、やっと布団に入る。親の用事も滞っている場合、寝かしつけに取りかかれずどんどん時間はずれ込んでいく。気がつけば容易に23時になっていたりする。 |
こうして夜は過ぎていく。
このスケジュールのどこかで、夫が帰宅してくるのだが、
夫が帰宅すると、労働力が二馬力になるというメリットがある一方、夫婦の諍いにより仕事が滞るリスクも発生する。
とてもじゃないが雑誌に「モデルケース」として紹介なんかできないような惨憺たる実情である。
しかも、上記の例は物事がおおむね順調に進んだ場合の想定であり、
仕事が遅くなればスタート時刻が遅くなり全てが後ろ倒しになっていく。
そして、実際には毎日ここにスケジュール攪乱要因が入り込むのであって、
長男が宿題を嫌がって暴徒化したり、
次男が不機嫌に任せてお皿をぶん投げて大惨事が起こったり、
帰宅した夫が家事をしないのが腹立って口論になったり、
毎日のように面倒が起こっては円滑な家庭運営にブレーキをかける。
「ああ、あれもできてない。これもできてない」
「今日も時間切れで何もできてない。手が回らないことばかり」
「とても無理だ。今度休みの日になんとかしよう・・・」
そう思いながらグッタリとへたりこむように1日が終わっていく。
ちなみに、上記のタイムスケジュールで、朝の時間はほとんど何も書いてないように思われるかもしれないが、
これは、極度の修羅場状態と寝起きの朦朧感に起因して、具体的な状況の記憶がほとんど欠落していることによる。
毎朝何をどうしているのか、自分でもよく理解できていない。
気づいたときには頭ボサボサで電車に乗っている。
職場に着いて、「ああ、今日も出勤できた。今日の仕事の8割が終わった」などと考えている。
・・・ということで、冒頭に書いたとおり、
本記事は、身も蓋もない現実を記載した、ただの純然たる現場レポートであるから、これ以上書くことはない。
「現場からは以上です」となる。
時には、何も語らないもののほうが、語っているものよりも多くのことを伝えることがある。
この記事も、そういう、スナップ写真のようなものだと思っていただければ幸いだ。



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