ビーチ、好きですかーー!!
青い海、白い砂、降り注ぐ太陽にきらめく波。
もちろん大好きですよね!!
日本でいちばんきれいなビーチと聞けば、どこを思い浮かべるだろうか。
沖縄?
離島?
では、本州で一番きれいなビーチのありかを知っているだろうか?
…先に答えを言おう。
それは「沼津」(静岡県)である!!
水質が特に良好な水浴場
ひと口に「きれいなビーチ」といっても、判断基準はいくつかあるだろう。
写真映えする風景の美しさなのか、水のきれいさや透明度なのか。
ここでは、天下の環境省がお墨付きを与えている、「水質が特に良好な水浴場」をご紹介しよう。
環境省が海水浴シーズンを前に公表している「令和7年度水浴場(開設前)の水質調査結果について」。
この中で、「水質が特に良好な水浴場(開設前)」を示した一覧がある。
(※一部、湖を含むので、「海水浴場」ではなく「水浴場」とされている)
選定されている水浴場11か所のうち、
なんと、約半数の5か所が沼津市の海水浴場なのである!
(選定されたのは、大瀬、島郷、千本浜、井田、平沢(らららサンビーチ))
そのほか、恩納村(沖縄県)が4か所、仙北市(秋田県)が1か所(田沢湖)、三宅村(東京都)が1か所(大久保浜)だ。
この調査は、大腸菌や水中の有機物の量を調査したもので、
「水質がいいかどうか」という観点での評価だ(ビーチとしての見た目は関係がない)。
ここで名前が挙げられたビーチは、「水が汚れておらず、きれいだ」ということになる。
単にビーチの風景を楽しみたい、オーシャンビューを堪能したいという人にとっては主な関心事項ではないかもしれないが、
実際に泳いだり、潜ったりする人にとっては、これほど重要な指標はない。
離島でも何でもない、本州のど真ん中の沼津に、水質の良いビーチが集中しているとは
最近まで知らなかった。
先日、沼津に旅行する機会があり、
そのうちのひとつ「大瀬崎海水浴場」のある景勝地「大瀬崎(おせざき)」を観光してきたので紹介したい。
海を挟んで富士山を望む絶景の地「大瀬崎」

大瀬崎(おせざき)は、伊豆半島の付け根で、駿河湾に向かって細長く突き出した岬である。
訪れたのは2025年9月の中旬だった。
沼津港近くの宿泊地からレンタカーに乗り、海岸線に沿って南下し、大瀬崎を目指した。
入り組んでうねうねした海岸線に沿って、道路もくねりまくって、なかなか走りにくい。
しかし、走っているうち、海が開けて富士山が見えるようになり、
海面越しに見る富士山はまさに絶景ですばらしい眺めだった。
途中、岬を展望する駐車場で休憩したら、目の前に長く横たわって突き出た大瀬崎の形が一望でき、
背景には海越しの富士山が堂々たる威容を見せていて、絵に描いたような美しい構図だ。

大瀬崎は、地形的には「砂嘴」にあたる。
つまり、作りとしては「日本三景」の天橋立と同じということだ。
そこへきて、背景には海越しに堂々たる富士山が見えるのだから、言うまでもなく素晴らしい景観で、なんだかわけもなく「やっほー」とか「うっはー」とかの歓声をあげたくなる。
トンボが大量に飛び交っていて、子供たちはトンボに夢中だ。
さらに走って大瀬崎の先端に到着したら、たくさんのダイバーたちで賑わっていて、ここが有名なダイビングスポットだということを知った。
浜辺は海の家を兼ねたようなダイビングショップがズラっと並び、ウエットスーツ姿のダイバーたちで埋め尽くされている。
駐車場に止まっている車のナンバーはやたら「湘南」が多く、なんというか、ステレオタイプ(「マリンスポーツと言えば湘南パリピ」みたいな)を地で行きすぎてるんじゃないか?と思ったりする(※湘南の方すみません)。
浜辺から眺める海は驚くほど美しく、透明度が高い。
湾内で、さらに砂嘴に守られているので、波がほとんどなく、静かで澄んだ水面は、水に入らずにいられないような誘因力がある。


さすが、本州でいちばん水質良好とされたビーチだと、納得できる場所だった。
だからこそたくさんのダイバーがこの海を求めて集まってくるということなのだろう。
岬の先端には、「大瀬(おせ)神社」がある。この神社には「神池」という不思議な池があって、何が不思議かというと、海に突き出してほとんど海水に隣接しているのに、淡水の池だということである。伊豆の七不思議に数えられているらしい。鯉やフナがたくさん生息している。
境内の説明書きに、「引手力命」をお祭りしていると記載されているが、そのような祭神を聞いたことがなく、どういう神なのだろうと不思議に思う。本殿に上る階段の脇には下駄が奉納されており、何か関係があるのかと考えたりする。
子どもたちは鯉の餌をほしがり、池で鯉に餌をやって、わらわら鯉が集まってくるのを面白がっている。
神社を一周する間にも、カートを引っ張るダイバーにたくさん会う。神社の奥からも海に出られるようになっていて、こんなにすぐ近くが海なのだと思うと、確かにこの池は摩訶不思議なのだった。
今度は海水浴に来たい
神社から駐車場まで戻る間、底まで見えそうな海の透明度に心ひかれ、水辺から立ち去りがたく感じる。
今の時期はすっかりダイバーたちで埋め尽くされているが、きっと7~8月は、海水浴客で賑わっていたのだろう。
こんなきれいな海に入らないまま帰るなんてもったいないなあ、と感じる。
今度は海水浴に来て、このきれいな海に頭まで浸かってみたいなあと思ったのであった。



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