一見ネタ商品みたいな「西川フィナンシェ」は、アニキの滋賀県愛を詰め込んだ上品フレーバー

旅行・地域ネタ

滋賀県に住んでいる弟から、滋賀の土産のお菓子をもらった。
どういうものか文章で説明するより、とにかくまずは冒頭の画像をご覧いただきたい。

…なかなかのインパクトである。

「滋賀土産」といって、これを渡された人が、もし何も知らなかったら、
「えっと…この方は滋賀県知事…とかですかね?」
なんて言ってしまうかもしれない。

アニキの知事選ポスターですか??

もちろん滋賀県知事ではない。アニキこと西川貴教氏である。
(いや、そのうち滋賀県知事になっていても驚かない気がするけれども。)

商品ラベルを見たら「西川フィナンシェ」と書いてある。
おいおい、驚くほど正面突撃な命名だな!

商品背部のラベル。「西川フィナンシェ」って、そのまんますぎだろ。

西川氏は滋賀県の出身で、滋賀県の観光大使を務めている。
観光大使といっても、ほとんど名前だけという場合もあると思うのだが、西川氏ときたら、これでもかとバリバリ露出している。

何しろ、滋賀県のWEBサイトを訪れてみたら、トップページにいきなり西川氏の画像が出るのだ。
滋賀県では現在、「戦国ディスカバリー」という観光キャンペーンを実施しており、観光大使である西川氏は、自ら戦国武将に扮して、そのキャンペーンのビジュアルの中心を飾っているのである。

滋賀県トップページ。右上の画像は異彩を放っている

おそらく、大河ドラマを意識して実施しているであろう「戦国ディスカバリー」のパンフレットを見ると、
「織田信長」「明智光秀」「お市の方」「豊臣秀吉」「豊臣秀長」などと戦国時代の人物がズラリとイラストになっている中、
中心にそれら人物と同じ並びで西川氏の勇ましい武将姿と人名が描かれている

いや、おかしくない?このパンフ

「※戦国時代の人物ではありません」などと注釈が入っているのが、もうどう考えても「そんなこと分かっとるわ!」というツッコミ待ちである。滋賀県、マジでアニキのこと好きだな。

私は40歳なので&音楽業界に全然詳しくないので、西川貴教に対しては、T.M.Revolutionとしてデビューした頃、「WHITE BREATH」とかのインパクトが強い。
白い雪が舞うようなステージ演出の中、半裸でマフラーを振り回す姿は強烈だった。

さらにその後、自分が高校生くらいのときには、「ガンダムSEED」の主題歌を歌っていて、
「え、こんなこともする人なの!?」と思ったものだった。
それどころか、アニメ本体に出演もしているのだ。

親になってからの印象で言うと、NHKEテレの「おかあさんといっしょ」の人形劇「がらぴこぷー」で、
鳥のキャラクター「スキッパーさん」の声を当てていたことは驚いたものだ。
当時、保育園児だった長男といつも見ていた。

…それにしても。
こんな直接的にお菓子のパッケージになっている人、なかなかいないよ。と思う。
あらためて見ると分かるように、一見するとお土産のお菓子には見えないようなデザインだ。
ビビッドなカラーで、外国の選挙ポスターの風を意識したようなポップアートになっている。

胸に県章つけてるように見える。すでに県知事感

西川氏の胸元にあたる部分に、目立つように滋賀の県章がプリントされており、滋賀県からもお墨付きをもらった商品だということが分かる。

滋賀県民の西川氏に対する愛着と、滋賀県に対する西川氏の愛着とを目の当たりにした思いである。
というか、アニキ絶対、そのうちこのポスターで知事選に出る気だろ(笑)

フィナンシェのお味は

商品について調べてみると、このフィナンシェは、西川氏の公式ファンサイトなどで「西川スイーツ」と呼ばれているシリーズの一つで(他にも「ポルボロン」がある)、いくつかの味があるようだ。
私がもらったのは抹茶味である。

カラーリングが抹茶っぽい渋さ

県内で広く取り扱われており、滋賀土産として定着している様子だ。
滋賀県と言えば、「クラブハリエ」や「叶匠寿庵」など、全国に名だたるお菓子のブランドを有しているが、
その激戦区の中でこれだけの存在感を放つのは容易なことではないだろう。
何度も言うが、滋賀県民、アニキ好きだな

こんなデザインだから、最初にパッケージを見た時には、完全にネタ商品なのかと思ってしまったのだが、全然そんなことはない。
純粋にお菓子として見た場合にも、地元の食材を生かしてよく工夫された、いい商品だった。

食べてみた感想をお届けする。
一言で言うと、「大人向け・上品」というところ。

中を開けてみるとこんな感じ。個装パッケージもビビッド&ポップ

このフィナンシェの特徴は、滋賀県野洲市で作られた米粉を使用していることだ。
地元産であることに西川氏のこだわりを感じる。
そのためか、一般的なフィナンシェとは少し毛色の違う味わいになっている。

抹茶味というだけあって、緑っぽい茶色という、かなり渋い色合い

フィナンシェというと、バターの風味と、しっとりした濃厚リッチな味わいを想像する人が多いのではないか。
そのイメージからすると、西川フィナンシェは非常にアッサリしていた。
バターの風味はほぼ感じない。食感も、「しっとり濃厚」というのとは少し違い、ホロホロする感じがある。
しかし、アーモンドプードルの風味がしっかり効いているので、そこに間違いなく「フィナンシェ」としてのアイデンティティがある。

味について言うと、甘さは控えめで、むしろ抹茶の苦みをしっかり感じた。
この苦みによって、さらに大人向けの味わいになっている。
しつこさがまったくなくて、「渋い」といってもいい味わいである。
もちろん、他のフレーバーではまた違う味なのかもしれないが、この世に数多あるフィナンシェの中では、個性的と言える部類に入るのではないだろうか。

バターがじゅわっと香る濃厚な味わいを期待して食べると、ちょっと違う、ということになるかもしれない。
しかし、パッケージの派手なインパクトに反して、とても落ち着いた上品な味で、私にとっては好ましいお菓子だった。

滋賀県のスーパー「平和堂」でも取り扱われているらしい。
スーパーでこのパッケージがズラズラ積まれてる光景、なんかいいなあ。

滋賀県はたびたび行ったことがあるが、豊かでいいところだ。
日本一の琵琶湖が作り出す景観、県を取り囲む美しい山々、戦国を始めとした歴史の舞台、絶品の近江牛。交通の要衝にありアクセスも良好である。

そんなたくさんの特色に加え、滋賀には「西川貴教」というコンテンツもあるということだ。

弟があえてこの土産を選んで渡してきたところにも、滋賀県民のアニキ愛を感じたのであった。

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